相続の基礎知識

相続問題は初めて経験される方が多いと思います。
「何をどうすれば良いのか分からない」という方も多数いらっしゃいます。

相続の基本的な知識を理解しておくと、その後の手続がスムーズに進めることができますのでご覧ください。

1.相続とは

相続とは、亡くなった方のすべての財産(法律的な権利及び義務)が、特定の人に移ることです。
亡くなった方を被相続人と呼び、亡くなった方の財産を受け継ぐ方が相続人と呼ばれます。

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誰が相続人になれるか、どれくらい遺産をもらえるかを教えて欲しい ~法定相続について弁護士が解説~

2.遺産とは

遺産とは、亡くなった方の財産・負債や権利・義務などのことです。プラスの財産、マイナスの財産もすべて含まれます。

具体的には以下のようなものが相続の対象となります。

プラスの財産

  • 土地・建物等の不動産
  • 現金・預貯金・有価証券
  • 車・家財・貴金属等の動産
  • その他(電話加入権・慰謝料請求権・損害賠償請求権等)

マイナスの財産

  • 負債(借金・住宅ローン等)
  • 税金(未払いの所得税・住民税・固定資産税等)
  • その他(未払いの家賃・医療費・慰謝料・損害賠償金等)

3.主な相続の方法

相続の方法としては、以下の3つが主な方法です。

法定相続 民法で決められた相続人が、民法で決められた分の遺産を相続すること
遺言による相続 亡くなった方の残した遺言の内容にしたがって相続すること
分割協議による相続

相続人全員で協議(話し合い)して方法や割合を決めて相続すること

上記でまとまらない、もしくは揉めてしまうような場合には、調停や審判、裁判などを行うケースもあります。

4.スムーズな相続のために 

実際に、相続・遺産分割を進めるにあたっては、

  • 誰が相続人なのか?
  • 財産がどれだけあるのか?
  • 遺言は残されているか?
  • 財産をどのように分けるか?

上記について、きちんと調べる必要があります。

特に、遺産分割協議を行う場合、相続人全員の同意が必要です。間違いがあればすべてやり直しになってしまうこともあります。

5.まずは専門家に相談を

相続に慣れている方はまずいません。

ご不明点がある場合や、トラブルが想定される場合は、問題がこじれてしまう前に専門家に相談することをおすすめします。

特に相続に関するトラブルに対応できるのは弁護士だけですので、我々にご相談いただければと思います。

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